「香るわたしにキスをして。」は、現在講談社・なかよしにて連載されている少女向けコミックです。作者は「BABY BABY」「猫彼氏」などを過去作品に持つ壱コトコ。
その他、ライトノベルの表紙、挿絵なども担当してきました。今回は美麗な作風が特徴の壱コトコの最新作「香るわたしにキスをして。」のあらすじや登場人物について詳しくお伝えしていきましょう。
「香るわたしにキスをして。」のストーリー
主人公・吉沢橙香(よしざわとうか)は、高校一年生の女の子。一年前の夏祭りの日に特別な出会いをし、その時のことが今も忘れられずにいるのです。
暗い中、相手の顔もよく覚えていないのですが、ふわっと香った独特な匂いだけを今も記憶しているとのこと。そんな橙香は、彼とはもう二度と会えないだろうと諦めていました。
しかし高校一年生の春に、度々廊下ですれ違う男性こそ彼だとすぐに気づくのです。一年前の夏祭りで出会った男子・香月亮(こうづきりょう)は、橙香よりひとつ上の高校二年生。
そこまでの情報しかまだわからないものの、橙香としてはそれだけで胸がいっぱいになるほど充分なのでした。そんなある日、友人に誘われて「聞香(もんこう)」ができる場所に行くことにした橙香。
聞香とは、香炉から香りを聞くということを表す言葉です。ただ嗅ぐのではなく、心を傾けて香りと向き合い、ゆっくりと味わうことを指しています。
そんな聞香をしにお香屋さんへやってきた橙香は、着物姿の香月亮をそこで見ました。香月亮はその場でもとても人気で、たくさんの女の子たちに囲まれていたのです。
聞香をするより「観賞用イケメン」と称される香月亮を見るためにやってきたような女性たちばかりで、戸惑ってしまう橙香とその友人。
言葉を交わすことすらできないような高嶺の花の香月亮と、橙香はとあるハプニングから、とても距離が近くなってしまいます。
その後、学校にて運命的な再会を果たした香月先輩と橙香は…。
「香るわたしにキスをして。」の登場人物の魅力について
主人公・吉沢橙香は、とてもピュアな性格の女の子。読み手から見て共感できることが多くある人物と想定できます。お香屋さんで行われていた聞香のイベントにて、大好きな先輩・香月亮と会った橙香。
畳の上で滑って転びそうになった彼女を支えてくれた香月先輩は、突然背後から橙香の匂いを嗅いできました。そして「自分の匂いが変なのではないか」と気にしてしまった橙香は、友人・なっちゃんに早速相談します。
なっちゃんは普通の匂いだと答えてくれたのですが、新しい香水をゲットしたという彼女に、それを貸してほしいと提案する橙香。
しかし香水のつけ方がわからず、必要以上につけてしまったのです。よりによってそんな時に橙香は香月先輩と再会してしまいました。
そして会話の流れで、香月先輩の自宅にお邪魔することに。香月先輩のような香りが好きだと言う橙香に、先輩は自分がよく知っている香水を教えてくれるというのです。
また、謎に包まれていた香月先輩のプライベートな情報についても知ることになった橙香。香月先輩は、将来は調香師になり最高の香水を作りたいといい…。
一緒にいることで高め合える二人
「香るわたしにキスをして。」の第1巻は、2022年7月13日(水)に発売されました。ピュアで一途なヒロインの姿は心から応援したくなるものですし、夢に向かって進んでいる香月先輩からは大人の魅力も漂い、とてもお似合いの二人に見えるもの。
橙香は初めて聞いた香月先輩の香りを忘れることができず、一年近くずっと想い続けてきました。そして高校に入学して再会し、ようやく近づけることとなった二人。
今お互いの香りに強い魅力を感じている二人は、一緒にいることで高め合える関係性になることができそうです。
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