国枝慎吾がウィンブルドン優勝!生涯ゴールデンスラムの悲願達成

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国枝慎吾がウィンブルドン選手権で男子シングルス初優勝を果たし、生涯ゴールデンスラムの偉業を達成しました。ゴールデンスラムとは何?と思う人もいるかもしれませんが、グランドスラムとの違いも含めて、国枝慎吾についてスポットライトを当ててみましょう。


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ウィンブルドンで男子シングルス初優勝

国枝慎吾は車いすテニスの世界的なスーパースターです。2021年夏開催の東京パラリンピックでも、男子シングルスで金メダルを獲得したのでご存じの方は多いでしょう。

2022年7月10日英国ロンドンで、ウィンブルドン選手権車いす男子シングルス決勝がおこなわれ、地元英国出身のA・ヒューエットとの3時間を超える熱戦でした。

第 1セットを惜しくも4-6で落とし、第2セットも厳しい展開になり、相手のサービング・フォー・ザ・マッチで絶体絶命のピンチから3ゲーム連取で巻き返しました。

第2セットを7-5で奪い返してファイナルセットに持ち込むと、序盤で3ゲーム連取されるも何とか食らいつきタイブレークに、見事な粘りで7-6(10-5)、見事な逆転勝利。悲願の男子シングルスでウィンブルドン初優勝を果たしました。前日のダブルス優勝との2冠も見事です。

 

生涯ゴールデンスラム達成

国枝慎吾は車いすテニスで数々の優勝を飾ってきました。テニスの4大大会(グランドスラム)のシングルスは、全豪オープン優勝11回、全仏オープン優勝8回、全米オープン優勝8回を誇りますが、ウィンブルドンは今回初優勝で、悲願だったのです。(ウィンブルドンは2016年から車いすシングルスが開催)

パラリンピックのシングルスでは、北京・ロンドン・東京の3回も金メダル。したがって、4大大会優勝のグランドスラムとパラリンピックを加えた、生涯ゴールデンスラムの偉業を達成したのです。

4大大会において、シングルス優勝は通算28回目となります。ちなみにダブルス優勝は通算22回。4大大会だけで合わせて50回目の優勝を誇ります。

2006年から積み上げてきた歴代最多優勝回数。数々の怪我など試練を乗り越えた結果です。想像もつかないほど不屈の努力で成し遂げた途轍もない偉大な記録なのでしょう。

ロジャー・フェデラーが、「日本には慎吾がいる」と称賛するほど、日本が誇るスーパースターです。

 

国枝慎吾の経歴について

国枝慎吾は、1984年2月21日生まれの38歳(2022年7月現在)、東京都生まれで千葉県柏市育ちです。

野球が好きな少年でしたが、病気によって9歳で車いすの生活に一変します。11歳の時に車いすテニスと出会いました。バスケットボールをするなどして、車いすでの素早い動きを遊びの中で身に付け、卓越した才能を見せます。

高校1年生から海外遠征を始め、世界の一流選手の技術を実感して本格的に才能を磨き始めました。

2004年に20歳でアテネパラリンピックのダブルスで金メダル。2006年に22歳で世界ランキング1位にのぼり詰め、2009年にプロ選手契約となり、ユニクロに所属。

38歳となった2022年現在もトッププレイヤーとして活躍していて、これまで8回も世界ランキング1位になり、2022年7月現在もシングルスで1位をキープしています。

2022年シーズンは全豪オープン、全仏オープン、ウィンブルドンと4大大会の3大会を制する絶好調。8月の終わりから開催予定の全米オープンを優勝すると、年間グランドスラムを達成します。2連覇中の相性の良い全米オープンなので、大いに期待できるでしょう。

 

年間ゴールデンスラムも期待

残すは年間ゴールデンスラムですが、オリンピック・パラリンピック開催の4年に1回しか狙えるチャンスがない最高に難しいタイトルです。

2年後の40歳で迎える2024年のパリパラリンピック。好調をこのまま維持して、2024年の年間ゴールデンスラム達成に期待が膨らみます。

「俺は最強だ!」と常に自分に言い聞かせて、伝説的な最強選手になりました。

公式サイト:https://shingokunieda.com/

 

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