武井壮がフェンシング協会会長に就任し、話題になっています。フェンシング選手としての競技歴がなく、フェンシング界とは無縁の武井壮が、日本フェンシング界のトップである協会会長に就任したというニュースが流れました。
東京五輪直前でもあり、驚いた人は多いでしょう。今回は、武井壮にスポットライトを当ててみましょう。
フェンシング協会新会長に就任
2021年6月19日に日本フェンシング協会の総会や理事会を経て、正式に武井壮新会長が誕生しました。太田雄貴前会長は世界で活躍した名選手で、北京五輪で個人、ロンドン五輪で団体と2回銀メダルを獲得し、世界選手権では金メダルの実績もある日本フェンシング界の第一人者でした。4年間の任期を終え、35歳の若さでの退任です。
テレビ番組での共演などで親交があった武井壮に、太田雄貴前会長が自ら熱烈にオファーのアタックを続け、理事としてではなく、いきなり会長というサプライズ人事が実現しました。
太田雄貴前会長は再任を選択せず、武井壮に白羽の矢を立てる英断が凄いと感じます。指導者としては競技経験がより必須ですが、会長職には競技経験よりも、競技全体を盛り上げる力が必要と考えたのでしょう。
武井壮は、魅力的なリーダーになれる可能性を秘めています。発信力のあるタレント性、スポーツ界全体のために注いでいる情熱、創意工夫のアイデア出し発揮する行動力、ストイックな努力と類まれなフィジカルなど。フェンシング界を活性化し、競技人口を増やしてメジャーな競技として発展させるために適任と言えるでしょう。
太田雄貴前会長には、指導者としての力を今後思う存分に発揮してほしいですね。
武井壮の経歴について
武井壮は、1973年5月6日生まれ、48歳(2021年現在)、東京都葛飾区の出身です。中学生の頃から兄と2人だけの生活となり、大変苦労します。
学生時代は学費免除と奨学金を継続するため必死に勉強し、常にトップの成績。好きなスポーツの部活動は満足にできず、トレーニング理論などを独学で研究します。大学から始めた陸上十種競技で、短期間で日本チャンピオンになるのです。
兄は坂上忍のもとで俳優を志していましたが、大病し24歳で亡くなります。その後、ゴルフでの米国留学、トレーナーの仕事などを経て、兄の遺志を継ぎ芸能界を目指します。
「百獣の王を目指す男」のシミュレーションネタで、2012年の39歳頃からテレビ番組で活躍を始めました。
日本のスポーツ界のために稀有な人材
芸能界で活躍し始め10年にもなりませんが、芸能界やスポーツ界などに豊富な人脈を築いています。常に自分に厳しくストイックな向上心があり、真面目で一生懸命な人柄で、人望も厚いのでしょう。
兄からの縁がある坂上忍が、テレビ番組で感心し、将来はスポーツ界全体のためのポストも夢ではないと語っていました。熱い男・武井壮の活躍がこれからも楽しみです。
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