「女の園の星」の最新刊が話題になっています。宝島社による『このマンガがすごい!』のランキングでは、2021年オンナ編で見事一位に選ばれました。
女子校での何気ない日常を描いた物語なのですが、他の作品にはない面白さや瑞々しさがあるようです。今回はそんな「女の園の星」の最新刊について、あらすじや魅力的なポイントを見ていきましょう。
あらすじについて
「女の園の星」は、和山やまによる漫画です。過去に別名義で応募した「優等生の問題」という作品が第67回ちばてつや賞一般部門入賞となり、そこから読みきり作品の巻頭掲載なども決定。
さらに漫画短編集の「夢中さ、きみに。」が月刊コミックビームの編集者の目に留まったことから、作風が次第に評価されていきました。
そんな和山やまの最新作は、「いい意味でくだらない」ことが大きな魅力になっている「女の園の星」。とある女子高校が舞台で、祥伝社・FEEL YOUNGより連載されています。
国語教師の男性・星先生と、その周りの人々が繰り広げる何でもありの日常がとても面白いのです。生徒たちが考えた絵しりとりの答えを一生懸命考えたり、教室で飼われている犬のお世話をしたり。
味のあるタッチと作品内容とのギャップが癖になり、いつまでも読んでいたくなるような物語です。複雑なストーリー設定ではないからこそ、安心して読み進めることができるため、現実世界で悩みを抱えている人、逆に退屈している人にもお勧めしたいコミックといえますね。
登場人物
主人公・星先生は、女子校の2年4組の担任です。国語科を担当する真面目な教師で、基本的に無表情ではあるのですが、周りの教師や生徒たちから愛される要素はたくさんあります。
また星先生の隣のクラスである3組の担任・小林先生は、お寿司が好きな男性教師。職員室でも星先生とは隣の席で、とても仲がよいようです。
さらに生徒の香川、松岡、鳥井など、個性豊かな学生たちが繰り広げる面白おかしい遊びにも注目したいですね。それに巻き込まれる先生たち、また3年2組のベランダで飼われている「セツコ」という犬も、魅力的なマスコット的存在になっています。
特別な称号が色々!
和山やまの作品を愛読しているという芸能人も多数いるほど、その魅力は全国に普及しつつあります。俳優の綾野剛、アーティストの米津玄師などがインスタグラムで和山やまの作品を紹介するなどしていますね。
「女の園の星」は、さまざまな賞を受賞していることでも知られています。「このマンガがすごい! 2021」のオンナ編第一位に選ばれたことは、漫画が好きな人なら必ず知っているといっても過言ではないでしょう。
さらに「THE BEST MANGA 2021 このマンガを読め!」や「全国書店員が選んだおすすめコミック2021」などにもランクインしています。
今求められている作品
「女の園の星」は、どことなくシュールな雰囲気をまとったコメディ作品で、現実世界で直面した嫌な出来事を忘れることができるくらい、よい意味で笑える漫画。
そんな作品を今多くの人が求めているはずです。教師も生徒も、「この人物はこういう性格なんだ」と分析することが楽しく、読んでいて爽快感が得られる人も多いことでしょう。
特設サイト:https://www.shodensha.co.jp/onnanosononohoshi/
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