秋川雅史の彫刻作品が二科展に入選して話題になっています。秋川雅史といえば、「千の風になって」を思い浮かべる人が多いでしょう。素晴らしい歌唱で大ヒットし、知名度が一気に上がりました。様々なイベントで国歌独唱するなど、国民的な歌手の一人です。
秋川雅史にスポットライトを当ててみましょう。
二科展の彫刻部門で芸能界初の入選
二科展は、二科会が開催する歴史のある公募の美術展覧会です。これまでも芸能人が二科展に入選したニュースを聞いたことがあるかもしれません。特に工藤静香は、絵画部門で受賞を何度もしています。
第105回二科展の彫刻部門で、歌手の秋川雅史が芸能界初となる入選をしたのは快挙と言えるでしょう。楠木正成の木彫りの像「木彫楠公像」を約3年かけて、一つの木片から丹精を込めて彫り上げた素晴らしい作品です。ステイホームもあり没頭して、細部までこだわり抜いた作品を完成させました。
二科展には初の出展でしたが、これまでも仏像を彫り上げ、寺院などに寄進しているほど、プロに近い本格派の彫刻家なのです。日本木彫刻協会の名誉会員にも名を連ねています。
きっかけは2010年頃にドイツで買った鷹の木彫りでした。自分でも彫ってみようという気持ちになったのです。地元の愛媛県西条市の西条祭りで有名なだんじりの彫刻を見て育ち、子供の頃から彫刻に興味を持っていました。40歳を過ぎて趣味として始めた彫刻ですが、才能が開花。上達ぶりには感心させられます。本当に凄いレベルの技術です。
秋川雅史の経歴について
秋川雅史は、1967年10月11日生まれ、53歳(2021年9月現在)、愛媛県西条市の出身です。声楽家の父で、音楽に親しんで育ちました。バイオリンやピアノを4歳から学んでいます。本格的に声楽を学び始めたのは中学3年生からでした。
地元の高校を卒業後、国立音楽大学に進学します。大学院を卒業した後、本場イタリアにて4年間の修行を積みました。帰国後、カンツォーネコンクールで1998年に第1位に輝き、日本クラシック音楽コンクールの声楽部門最高位を受賞しました。
テノール歌手として2001年にCDデビューを果たします。2005年に発売のアルバムにて「千の風になって」が収録され、2006年にシングルカットされ、空前の大ヒットをしました。2006年のNHK紅白歌合戦に初出場を果たしました。
二刀流での活躍が楽しみ
日本を代表する声楽家、テノール歌手として活躍をしていますが、木彫り彫刻の世界でも素晴らしい才能を開花させています。魂を込める歌声と、一彫りごとに魂を込める彫刻には共通する部分もあるのかもしれません。これからも二刀流での両方の作品が楽しみですね。
公式サイト:https://www.masafumiakikawa.com/
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