ガリットチュウ福島が、柔術の世界大会で3位の銅メダルを獲得して話題になっています。お笑いコンビ「ガリットチュウ」のボケ担当である福島善成が、柔術で世界に挑戦していることにビックリしたという人もいるのでは。
ガリットチュウ福島にスポットライトを当ててみましょう。
43歳からのチャレンジ
2020年10月に格闘技のイベントを観たのがきっかけで、暇だったので始めたという柔術。ブラジリアン柔術は柔道から派生したもので、柔道の寝技のような格闘技です。
高校まで6年間培った柔道2段のベースはあったものの、約25年ぶりに43歳からの新たな挑戦でした。関節技がメインの柔術は年齢を重ねてもできそうと感じたのもあったそうです。
筋肉芸人のなかやまきんに君やプロレスラーなどに腕相撲で勝利するなど怪力の持ち主で、力自慢も芸風の一部で、ポテンシャルの高さは以前から有名でした。
数年前は最高108kgの体重があり、ぽっちゃり体型の印象でしたが、30kg以上体重を落とし、今ではスパーリングで鍛え引き締まった精悍な姿に変貌を遂げています。
2月に初出場で世界大会の出場権を獲得
2021年11月から名門道場の「トライフォース柔術アカデミー池袋」に所属して、本格的に稽古を積み、2022年2月に「全日本マスター選手権」に初出場で優勝。4試合で1ポイントも許さない見事な勝ちっぷりで、世界大会への出場権を得ました。
現時点で福島善成は青帯で、年齢階級はマスター3(41~45歳)、体重階級はライト級(76kg以下)になります。
実年齢よりも若い階級に出場することも可能で、44歳の福島は5月の「東日本柔術選手権」ではマスター2(36~40歳)に出場して優勝。さらに7月の「全日本マスターオープン」ではマスター1(30~35歳)でも優勝を飾っています。
日本では同じ階級で圧倒的な実力を身に付け、9月の世界大会に挑みました。
世界大会で銅メダル
2022年9月3日にアメリカのラスベガスで開催された「ワールドマスター柔術選手権」(世界大会)に、青帯ライト級マスター3の階級で出場しました。
同階級に34人の世界中の強豪が集結する中、優勝を目指します。1日でおこなわれる過酷なトーナメントです。順調に勝ち進みましたが、準決勝でスタミナが切れて惜しくも敗退。準決勝の対戦相手が優勝し、福島は銅メダルの3位の結果でした。
優勝は逃したものの、世界大会で互角に渡り合える高い実力を証明して見せました。本格的に柔術を始めてまだ1年数か月ですが、ポテンシャルの高さと本気で取り組んだ意志の強さがうかがえます。芸人格闘家として、新たな魅力を自らの力で生み出しました。
ガリットチュウの由来は?
福島善成は、1977年10月6日生まれの44歳(2022年9月現在)、熊本県天草市(旧:本渡市)の出身です。
地元の天草工業高校卒業後、芸人を目指して上京。1996年に吉本興業の養成所NSC東京校の2期生として学びました。日谷ヒロノリに扮して人気の佐久間一行や、くまだまさしなどが同期です。
1998年に同期の熊谷岳大(現芸名:熊谷茶)とコンビ「ガリットチュウ」を結成します。コンビ名の由来は、福島善成の地元・天草の名物である三角袋に入ったかき氷「ガリっとチュー」(永田冷菓)が由来になっています。
モノマネで人気に
下積みの時期が長く続き、注目を集めたのは2018年頃でした。Instagramに投稿したモノマネや顔マネ芸で広く知られるようになりました。
ダレノガレ明美など、全く似そうにない人もモノマネをして、なぜか似ている微妙な特徴をとらえるところが面白くて人気に。
140人以上を1人でモノマネした「哀愁 ガリットチュウ福島のモノマネ人生劇場」を2018年に出版するなど、話題になりました。
芸人と格闘家の二刀流で活躍を期待
世界大会に出場して、柔術格闘家としても再注目され始めたガリットチュウ福島。これからもどんなチャレンジをしてくれるのか楽しみです。
芸人と格闘家の二刀流で、今後の活躍を期待したいですね。
吉本興業公式サイト:https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=448
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