「お姉ちゃんの翠くん」の7巻の発売日が決定しました。こちらは、意味深長なタイトルが多くの人の興味を引いており、美麗な作画に感動する恋愛漫画です。
では今回は、そんな「お姉ちゃんの翠くん」のストーリーや魅力について詳しくご紹介していきますので、一緒にチェックしてみましょう。
姉とその彼氏と織り成す三角関係
「お姉ちゃんの翠くん」は、目黒あむ先生によるラブコメディ作品です。2022年3月より、集英社・別冊マーガレットにて連載されています。
「全国書店員が選んだおすすめコミック2024」にてPick up作品に選ばれたこともある人気作品で、2024年10月時点で既刊は6巻です。
そして次巻にあたる第7巻は、2024年11月25日(月)に発売される予定です。本作の主人公は女子高生。姉のことが大好きなのですが、姉の彼氏には苦手意識を持っていました。
しかしひょんなことから彼の優しさに触れ、複雑な感情を抱くようになり…。姉の彼氏に想いを寄せるというのは、不毛な恋愛に終わってしまいそうなイメージがありますが、「お姉ちゃんの翠くん」の登場人物はそれぞれが温かい心を持っています。恋愛以上の人間模様が鮮明に描かれており、物語にどっぷり入り込んでしまいます。
「お姉ちゃんの翠くん」のストーリー
主人公・咲苗スイ(さなえすい)は、中学3年生の女の子です。7歳上の姉・桃(もも)のことが大好きでいつも仲良しですが、姉の彼氏・雪代翠(ゆきしろみどり)には苦手意識を持っています。
桃と翠は4年も交際していて、翠が桃の自宅にやってきて夕食を摂るほどの親密な仲です。そこにはスイがいることもあるのですが、そのたびにスイは居心地の悪さを感じていました。
それは翠がいつもからかってきて馴れ馴れしいため。子供扱いされるたびに嫌な気持ちになり、スイはなぜ姉が翠のような男性と交際しているのか理解できずにいました。
そんなスイは高校受験を控えており、一生懸命勉強しても志望校はC判定。姉に勧められ、翠に家庭教師をしてもらうことになってしまいます。
当初は気乗りしなかったスイですが、いざ教えてもらうととてもわかりやすく、苦手だった箇所もすぐに理解できました。更にスイ専用の問題集を作成してくれるなど、翠による親身なサポートのおかげで成績はアップ。
やがてスイの翠への苦手意識は薄れていくのですが、更なる急展開がきっかけで、不思議と特別な感情を抱くようになり…。
本作の魅力について
「お姉ちゃんの翠くん」は、「三角関係」という言葉だけでは片付けられない美しい人間模様が最大の魅力といえます。タイトルからも読み取れる通り、本作は姉の彼氏に恋心を抱くというストーリーです。
そのコンセプトに疑問を抱く人も中にはいるかもしれません。しかし主人公・スイは、姉の桃を心から大切に想っており、だからこそ恋心を秘めているのです。
身勝手な要素も甘えもなく、ただ誰かを愛する心情がとても丁寧に描かれている作品です。どのキャラクターも相手に誠意を持って接しており、読み手は「誰にも傷ついてほしくない」と願うばかりでしょう。
幸福な恋愛はイメージしにくい「お姉ちゃんの翠くん」というタイトル。スイ、翠、桃の3人は果たしてどのような結末に辿り着くのか、最終巻までしっかりと見届けたくなります。
複雑な恋模様と純粋な想い
「お姉ちゃんの翠くん」では複雑な恋愛模様が描かれており、登場人物それぞれの思いに共感したり心を打たれたりする人は多いでしょう。
好きになってはいけない人に好意を寄せ、苦しい思いをした経験がある人もいますよね。また、今まさにそのような恋愛をしているという人もいるはずです。
切ない恋愛をしている人にとって、「お姉ちゃんの翠くん」は心に強く響く物語になり得ます。主人公・スイが健気かつ一途で、応援したくなる要素を持っているからです。
大切な人の存在を意識しているからこそ、素直に愛情を伝えられない苦しみを抱えている人もいるでしょう。「お姉ちゃんの翠くん」は、そのような人の心に寄り添い優しくエールを届けてくれる作品です。
集英社「お姉ちゃんの翠くん」公式ページ:https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-844669-1
☆こちらの記事もおすすめです!
>>>「WIND BREAKER」はTVアニメ化もした人気作品!魅力あるストーリーについて
コメント