「春の嵐とモンスター」は、白泉社・花とゆめにて連載されているハラハラドキドキの恋愛ストーリーです。作者のミユキ蜜蜂先生は、「姫君と三匹の獣」「なまいきざかり。」「野良猫と狼」などでおなじみの大人気漫画家なのです。
そんなミユキ蜜蜂先生の最新作は、今までと少しテイストが違っているようで、変わらない魅力もきちんと残っています。そこで今回は「春の嵐とモンスター」のストーリーや魅力について詳しくお伝えしていきますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
「春の嵐とモンスター」のストーリーについて
主人公・春野嵐子(はるのらんこ)は、高校一年生の女の子です。バスで登校する途中、クラスメイトに遭遇して気まずい思いをした嵐子は、できるだけ他人と関わりたくないと思っているタイプ。
空気のように生きていきたい思いがあり、そもそも人のことを信用していないので、無理に友人を作る必要もないと考えているのです。そんな嵐子が遭遇してしまったのは、唇にピアスをつけた怖そうな男子。
彼は喧嘩の真っ最中で、衝撃的なシーンを目の当たりにしてしまいます。しかし人と人が傷つけ合うさまをすでに知っている嵐子は、驚きつつも受け入れてその場を去ることに。
嵐子にとって唯一安心できる場所が自宅なのです。現実世界では一切干渉することがない相手と対戦ゲームを楽しみ、ペットである小さなブタ・孫助(まごすけ)と戯れながら生活しています。
明るくて人間好きな母親も素敵な女性なのですが、このたび再婚することに。それと同時に嵐子には新しい父親と中学三年生の弟ができることになるのですが、なるべく波風立てず穏やかな生活を送っていきたいと思っていました。
父親となる優しそうな男性と共にやってきたのは、天峰栢(あまみねかや)と名乗る唇にピアスをつけた男子。彼こそが嵐子の弟となる人であり、登校の途中に喧嘩をしていたいかつい男子でした。
中学生に見えないような大人っぽさやエネルギーを持った彼は、やはり嵐子のことを覚えていて、目をつけられてしまい…。
「春の嵐とモンスター」の魅力
主人公の春野嵐子は、真面目で賢い性格の女の子です。空気のように静かに生きていきたいと思うようになったのは、小学生の頃に葛藤に陥ったことがきっかけでした。
友人は複数人いたのですが、誰しも悪口や噂話が好きで、複雑な人間関係に困惑してしまったのです。挙句の果てに「結局誰の味方なの?」「いい子ぶっている」と言われ、耐えられなくなってしまった嵐子。
自分が弱いから辛い思いをしたのだという結論に至り、最初から一人でいれば同じような目には遭わないと思うようになりました。そして他人と距離を置くようになった嵐子ですが、栢というこれまでに出会ったことがないタイプの人と遭遇したことにより、人生が変わる予感も。
デコボココンビの嵐子と栢は、最初はぴったり相性が合うとは思えませんでした。しかし栢も順風満帆な人生を送ってきたわけではなく、実は秘密があるようで…。どこか他人に対して諦めがあり心を閉ざしているヒロインが変わっていくさまと、ミステリアスなヒーローが素性が少しずつ明らかになっていくのを見守りたくなる物語です。
どんな形で距離が縮まるのか想像不可能!
「春の嵐とモンスター」の第2巻は、2023年3月20日(月)に発売される予定です。あまりにもタイプの異なるヒロインの嵐子と義弟の栢は、今後どのような形で親しくなっていくのでしょうか。
ひとつ屋根の下で暮らすからにはいつまでも距離を置いてはいられないのですが、ついハラハラしながら読んでしまう作品です。またメインキャラクターの二人だけではなく、嵐子のペットである孫助や優しくて楽観的なところのある母も魅力的で、「春の嵐とモンスター」においての癒しの存在になっています。ぜひ細部まで楽しく読み進めていきたいですね。
花とゆめ 公式ページ:https://www.hanayume.com/sakuhin/?id=36
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