「君と宇宙を歩くために」の最新刊の発売情報やストーリーについてお伝えしていきましょう。こちらは、講談社・月刊アフタヌーンのWeb漫画サイト「&Sofa(アンドソファ)」にて連載されている少年向けコミック。
期待の新星である泥ノ田犬彦先生の代表作です。2023年6月に連載がスタートして以来、大いに注目を浴びており、なんと第1巻発売からわずか半年で「マンガ大賞2024」大賞を受賞しました。
そこで今回は、そんな「君と宇宙を歩くために」のストーリーや最新刊の発売情報について詳しくご紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。
「君と宇宙を歩くために」のストーリー
主人公・小林大和(こばやしやまと)は、不良の男子高校生。授業中は寝てばかりで真面目に勉強しておらず、アルバイトもなかなか続かなくて充実しない日々を送っていました。
そんな時、小林のクラスに転校してきた宇野啓介(うのけいすけ)は、明らかに変わった人物。外見こそ普通ですが、常に声が大きく、字がみっちり書かれた謎のノートを持ち歩いています。
そんな宇野に決してよいイメージを持ってはいなかった小林ですが、帰り道で先輩から怪しいアルバイトに誘われていたところ、なんと偶然現れた宇野に助けられます。
お礼がてら彼を家まで送っていき、この日のことがきっかけで二人は徐々に仲良くなっていくのです。変わり者のようでいて、実はとても真面目で誰よりも一生懸命生きている宇野の内面を知り、自分も変わりたいと思うようになる小林。
宇野がいつも大切に持ち歩いているノートは、自作の「テザー(命綱)」であるといいます。そこには日常のルーティンや困った時の対処法などがびっしりと書かれていました。
それを見せてもらった小林は、自分もひとつひとつのことを真剣にこなしていくべきだと感じます。アルバイトでいつものようにミスをしたり、仲間や先輩から厳しいことを言われたりしても、全てのことを真摯に受け止めて前を向こうという心構えができて…。
正反対でもどこか似ている、「普通」になれない二人がよりよい人生のために奮闘する友情物語です。
「君と宇宙を歩くために」の魅力について
「君と宇宙を歩くために」の最新刊にあたる第2巻は、2024年5月22日(水)に発売されました。周りの人にできることが自分にはできなくて悩んだり苦しんだりした経験がある人は多いでしょう。
それは勉強であったり仕事であったり、日常の些細な瞬間にモヤモヤした感情を抱くこともあるかもしれません。自分を信じて生きていきたくても、努力が報われない辛さに苛まれたり、よくないとわかっていても何となく日々を送ってしまったりすることも。
そんな悩みを抱えている人にとって「君と宇宙を歩くために」は、実に自分のバイブルとしたい作品ではないでしょうか。主要人物である小林や宇野は高校生ですが、青春時代を生きている人にもそうではない人にも、かけがえのない気づきを与えてくれます。
変わるきっかけは人と人とのつながりから
学園を舞台とした青春漫画はたくさんありますが、中でも卓越したインパクトと深みを持つ「君と宇宙を歩くために」。主人公の一人である宇野は、失敗して他者から笑われたり怒られたりするたびに、宇宙で一人で浮いているような感覚になると言います。
それでも宇宙を歩きたいという強い意志を持ち、大切なノート「テザー(命綱)」を持ち歩いています。彼の気持ちに共感し、自分も変わりたいと行動を起こす小林もまた、宇野と共に宇宙を歩いていきたいと思い始めるのです。
失敗するのは自分だけではないと思える、彼らと同じく宇宙を生きる全ての人を優しく支えてくれる作品です。
講談社「君と宇宙を歩くために」公式ページ:https://comic-days.com/episode/4856001361225662498
☆こちらの記事もおすすめです!
>>>「夜桜さんちの大作戦」の最新刊は何巻?大切な人のために奮闘するハラハラコメディ
コメント