「公爵夫人の50のお茶レシピ」は、韓国発のコミックとして大いに人気を集めています。原作をLee Jiha先生が、作画をAntstudioが担当。
日本では、漫画・小説が読めるアプリ「ピッコマ」にて連載されていました。そんな「公爵夫人の50のお茶レシピ」がこのたび完結したということで、ストーリーや魅力について詳しくご紹介していきますので、一緒にチェックしてみましょう。
「公爵夫人の50のお茶レシピ」のストーリー
「公爵夫人の50のお茶レシピ」の舞台となるのは異世界。「お茶」が大好きな主人公とその周囲の人々が繰り広げる、和やかでありつつも紆余曲折のあるロマンスです。
主人公・日向楓(ひなたかえで)は、会社員の女性。揉めごとが生じることを恐れ、誰に何を言われても文句ひとつ言わず、黙々と仕事をこなします。
同僚から仕事を押しつけられたうえに手柄を横取りされたり、上司から理不尽な形で叱責を受けたり。真面目に取り組んできたにもかかわらず、挙句の果てに「辞職しろ」と命じられてしまいます。
退職届を提出した楓は、自宅で泣きながら眠りにつき、これからは人目を気にしないで生きていきたいと決意するのでした。ところが、目覚めると彼女は見知らぬ場所にいたのです。
知らず知らずのうちに成り代わったのは、絢爛豪華な部屋で生活する公爵夫人。幸福な暮らしが手に入るかと思われたものの、クロエ・バーテンベルク公爵夫人は、なんと周囲からいじめを受けていたのです。
夫からは関心を持たれず、侍女や侍従からもぞんざいに扱われ、がっかりしてしまうのでした。そして彼女は、そんな生活から少しでも逃れるために、唯一の楽しみであるお茶を飲むことに。楓は果たして自分なりの幸福を掴むことができるのでしょうか。
「公爵夫人の50のお茶レシピ」の魅力について
楽しいことや嬉しいこともありますが、なかなか思い通りにならなかったり他人の言動に傷ついたりもする世の中。それでも安定した心で暮らしていける人こそ、自分の力で幸せを見出すことができる人ではないでしょうか。
「公爵夫人の50のお茶レシピ」の主人公・楓は、転機を迎えて一世一代の決意をした途端、異世界の公爵夫人に生まれ変わります。クロエ・バーテンベルク公爵夫人は、他者から愛されず慕われることもなく生きてきました。
しかし大好きなお茶がそばにある生活を自分なりに楽しみ、日々を充実させていくことで、やがて周囲にも変化が生じます。「お茶」という新しい文化を人々に教えたのは、他でもないクロエだったのです。
理解者たちが名乗りを上げて、クロエに対する評判は次第に広がっていくことに。そしてクロエ主催の社交パーティーが開催されたり、夫・アルフォンスとの関係がよくなったり、状況が好転していきます。
しかしそんなクロエの変化を快く思わない侍女頭。他にも夫人を妬む者や攻撃しようとする者も現れるのですが、華麗にかわし、時に立ち向かい、クロエは負けません。そんな姿に勇気をもらえる読者はとても多いことでしょう。
大好きなものを通じて広がる世界
「公爵夫人の50のお茶レシピ」の第6巻は、2024年3月5日(火)に発売されました。これにて作品は完結となりました。主人公・クロエが愛情を注ぐお茶の存在が、窮屈だった彼女の世界を拡大する鍵に。
最終的にはクロエだけではなく周囲まで驚くべき変化を遂げ、読者に刺激をもたらしてくれます。さらに夫・アルフォンスとのやりとりや、彼の知られざる想いについても明かされますので、ぜひ全巻通して読んでみてください。きっとホッとした気持ちになれるはずです。
ピッコマ 公式ページ:https://piccoma.com/web/product/31451
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