「夏へのトンネル、さよならの出口」は、どのようなストーリーのアニメーション映画なのでしょうか。どことなく寂しげな雰囲気が伝わってくるタイトルですが、恋愛や友情の物語なのか、それともまた異なるメッセージ性があるのか。
今回はそんな「夏へのトンネル、さよならの出口」のストーリーや魅力など、気になる情報をお伝えしていきますので、ぜひ夏の終わりにチェックしてみてくださいね。
「夏へのトンネル、さよならの出口」とは?
「夏へのトンネル、さよならの出口」は、八目迷によるライトノベル作品です。「夏トン」の愛称で知られていて、第13回小学館ライトノベル大賞ではガガガ賞・審査員特別賞を受賞しました。
当時のタイトルは「僕がウラシマトンネルを抜ける時」だったとのことですが、その後「夏へのトンネル、さよならの出口」として小学館・ガガガ文庫より刊行されたのです。
さらにメディアミックスとして、漫画家・小うどんが作画を担当するコミカライズ版が「夏へのトンネル、さよならの出口 群青」のタイトルで発表されました。
こちらは小学館・月刊サンデーGXでの連載だったようで、一年以上にわたり読者に愛されていたのです。「夏へのトンネル、さよならの出口」の主人公・塔野カオル(とうのかおる)は、田舎で暮らしている高校二年生の男子です。
父親と二人で生活していますが、幼少時代に経験したとある出来事がきっかけで、日々葛藤を抱えるようになりました。そんなある日、彼が噂で聞いたのは「ウラシマトンネル」という不思議なトンネルの存在。
ここに入れば欲しいものがなんでも手に入るのですが、その代わりに歳をとってしまうとのことでした。カオルは家から30分、線路伝いに歩いて「ウラシマトンネル」を実際に見つけます。
謎めいたそのスポットで自分の願いを叶えようとするカオルでしたが、不意に東京からやってきた転校生・花城あんず(はなしろあんず)に見つかってしまい…。
二人はぶつかり合ってしまうのか、それとも徐々に打ち解けていくことができるのでしょうか。
登場人物の魅力について
「夏へのトンネル、さよならの出口」の主人公・塔野カオルは、香崎高校に通う二年生です。掴みどころがない性格で、何かに対して情熱を注いだり夢中になったりすることはほとんどありません。
しかしそんな彼が、噂で聞きつけた「ウラシマトンネル」に行き、5年前に亡くなった妹・カレンを取り戻そうと計画するのです。欲しいものをなんでも与えてくれる、願いを叶えてくれるという「ウラシマトンネル」では、一体どのような出来事が起こるのでしょうか。
またカオルたちが通う高校に転校してきた花城あんずは、東京で生活してきた女の子です。容姿端麗で頭の回転も速く、歯に衣着せぬ物言いが特徴といえるでしょう。
クラスではいきなり浮いた存在となってしまい、絶対的な立場の川崎小春(かわさきこはる)から目をつけられてしまいます。しかしあんずは物怖じせず、むしろ強気に見えるもの。
カオルとあんずは、性格こそ正反対のように感じられますが、とある目的を通じて少しずつ距離が縮まっていくのです。「ウラシマトンネル」というミステリアスな空間と共に、二人を取り巻く環境全体のドラマが描かれています。
夏へ続くトンネルが登場人物たちに及ぼす影響
「夏へのトンネル、さよならの出口」のアニメーション映画は、2022年9月9日(金)に公開される予定です。「ウラシマトンネル」という謎めいた空間が登場人物たちにどのような影響を及ぼすのかは、この作品において最も気になるポイントといえるでしょう。
カオルとあんずの本当の目的とは、そして二人の力によって叶えることはできるのか、ラストに注目してぜひ劇場で真実を知りましょう。
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