立浪が中日の監督についに就任しました。2022年から指揮を執る監督としての就任が2021年10月29日に発表され、ドラゴンズファンにとっては待ち焦がれた立浪和義新監督誕生です。ミスタードラゴンズ立浪和義にスポットライトを当ててみましょう。
3代目ミスタードラゴンズ
中日ドラゴンズが、最後にセ・リーグ優勝を果たしたのは2011年の落合博満監督でした。その後の10年間優勝から遠ざかっています。Bクラスが10年中8回と低迷状況にあり、白羽の矢が立ったのが、ミスタードラゴンズの立浪和義です。
ミスタードラゴンズの称号は、初代が西沢道夫、2代目が高木守道、3代目が立浪和義と一般的に呼ばれます。3人とも野球殿堂入りをしていて、秀でた記録やファンの記憶に刻まれたスターとして活躍しました。
22年間ドラゴンズ一筋
立浪和義は1988年から2009年までの22年間、40歳まで現役選手として中日ドラゴンズ一筋の選手です。選手としての22年間では、Aクラスが17回でBクラスは5回しかありません。4度の優勝を果たしていて、ドラゴンズの好調な時期を支えました。
入団1年目から遊撃手のレギュラーとして活躍して新人賞を獲得。高卒新人で初となるゴールデングラブ賞も受賞するなど、野球センスが抜群の選手です。
球団記録となる2,480安打や1,037打点を残し、特に2塁打数487本は日本記録にもなっていて、「ミスター2塁打」と異名が付いています。171本の本塁打も放つパンチ力もあり、サイクル安打も達成しました。
高校時代からスター選手
立浪和義は、1969年8月19日生まれの52歳(2021年現在)、大阪府摂津市の出身です。1985年に強豪校のPL学園高校に入学。3年生に清原と桑田のKKコンビがいる黄金時代です。2年先輩の桑田真澄と寮の同室で成長します。
3年生の時には主将としてチームをまとめ、甲子園でスター選手となる活躍をして、春夏連覇を成し遂げています。
1987年秋のドラフト会議では1位指名で南海と競合して、くじを引き当てたのは星野仙一監督でした。星野監督が1年目からレギュラーに起用して、トータル10年間一緒に戦っています。星野監督の熱い魂「星野イズム」も受け継いでいることでしょう。
ドラゴンズファンを大切に
現役引退から12年、ドラゴンズファンにとって待望の監督就任です。数年前に他の球団からコーチ就任のオファーがありましたが、ドラゴンズ以外のユニフォーム姿は見せられないと断っています。
ドラゴンズファンを大切に考える熱い思いと誠実さがあります。立浪本人にとっても悲願の中日ドラゴンズ監督就任です。
パ・リーグの新庄監督(日本ハム)と藤本監督(ソフトバンク)とともに3名の新監督が、2022年のプロ野球を盛り上げてくれることでしょう。
公式サイト:https://tatsunami-jsa.jp/
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