アキラ100%の映画初主演が話題になっています。アキラ100%と言えば、ピン芸人として40歳を過ぎてからブレイクしましたが、数年前から俳優としても注目の存在です。
アキラ100%こと俳優・大橋彰について、スポットライトを当ててみましょう。
本名の大橋彰で初の映画主演
2021年9月10日公開の映画「達人 THE MASTER」で、アキラ100%が本名の大橋彰名義で初の主演作品を務めています。
記憶をなくしてしまった主人公の達人(たつひと)で、「何かの達人だったかも」という気になる言葉をヒントに記憶を取り戻そうと、ストーリーが展開します。
横尾初喜監督がアキラ100%を芸人とは知らず、舞台で演じる姿を見て役者としての演技を評価したことが出会いでした。2017年の映画監督デビュー作「ゆらり」に起用され、準主役として出演した2019年の「こはく」では主役の井浦新も演技を称賛。
今回、監督が10年以上温めてきた作品に主役として大抜擢されました。演技が高く評価されていることがうかがえますね。主題歌は監督の妻である遠藤久美子が歌っています。
俳優志望で芸能界入り
アキラ100%(本名:大橋彰)は、1974年8月15日生まれの47歳(2021年現在)、埼玉県秩父市の出身です。真面目で優等生タイプの子供時代でした。
高校時代は演劇部で役者に興味を持ちます。大学では中学の社会科など教員免許を取得するも、小劇団で続けていた役者の道を選びます。
20歳代は役者として芽が出ず、2005年に30歳の時に大学時代の友人とお笑いコンビ「タンバリン」を結成して、ボケ担当でコントなどを披露していました。2010年に解散後にピン芸人となり、同事務所の錦鯉の渡辺隆が名づけ親でアキラ100%の芸名に。
40歳を過ぎた2015年頃から徐々に注目され始めました。2016年のR-1ぐらんぷりでは、準決勝まで進出。優勝した事務所の先輩ハリウッドザコシショウからあと1年頑張れと臨んだ、2017年のR-1ぐらんぷりで見事優勝を果たしました。
芸風に共通点もあるハリウッドザコシショウが前例を作って、いい流れでアシストしてくれたようにも感じます。有名になったお盆芸も品が感じられますが、清潔感を常に意識して大切にしているのです。
俳優としての活躍にも期待
俳優を目指した駆け出しの頃に、椎名桔平の付き人兼運転手をしていた時期がありましたが、急に辞めて疎遠になっていました。2017年の「行列のできる法律相談所」の番組で、椎名桔平から20年以上よく頑張ったとR-1優勝の祝福をしてもらったシーンが印象的でした。
2020年のドラマ「トップナイフ-天才脳外科医の条件-」で、椎名桔平と俳優としてついに共演を果たしています。
自然な演技に定評があるので、今後も俳優としての活躍が楽しみな存在です。
公式サイト:https://www.sma.co.jp/s/sma/artist/416?ima=0000#/news/0
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