「尾守つみきと奇日常。」の4巻がいつ頃発売されるのか気になっている人は多いでしょう。本作は少年向けのラブコメディ作品ですが、人間同士の恋愛を描いた物語ではありません。
では、具体的にはどのようなお話なのでしょうか。今回は「尾守つみきと奇日常。」の4巻の発売情報やストーリーについて詳しくご紹介していきましょう。
人間の少年と人狼の少女の絆
「尾守つみきと奇日常。」は、森下みゆ先生によるコミック作品です。2023年10月より、小学館・週刊少年サンデーにて連載されています。
2024年11月時点で既刊は3巻で、同年8月に発表された「次にくるマンガ大賞 2024」コミックス部門では第3位にランクインしています。
本作の舞台となるのは、多様性が認められるようになった社会。ここでは、人ならざる者のことを「幻人(げんじん)」と呼んでいます。
幻人は人々に少しずつ認知されるようになり、人間社会で生活するようになりました。人間である主人公が通う高校は、幻人が最も多く通う学校とされています。
様々なタイプの幻人がいるので、とあるコンプレックスを抱える主人公も、気の合う仲間を見つけられるかもしれないと期待していました。
そんな彼がひょんなことから親しくなったのは、明るくパワフルな人狼の少女で…。非日常的な世界で描かれるのは、一体どのような恋愛模様なのでしょうか。本作の次巻にあたる第4巻は、2024年12月18日(水)に発売される予定です。
「尾守つみきと奇日常。」のストーリー
主人公・真層友孝(しんそうゆたか)は、高校1年生の男子です。家から2時間かけて通う高校を選んだのは、彼なりに理由がありました。
中学時代は、皆と上手くやっていくために精一杯空気を読み、周りに合わせていた友孝。やがて本当の自分というものがわからなくなり、途方に暮れてしまったのです。
そのような時に見つけた私立景希高等学校は、人ならざる者「幻人」が最も多く通う学校。同じクラスの尾守つみき(おがみつみき)はウェアウルフで、いわゆる「人狼」です。
ウェアウルフは、人間とは比にならないほど怪力であり聴力がよく、満月の夜には狼に変身するという特徴を持っています。
しかしとても気さくな性格で、人間の友孝にも分け隔てなく話しかけてくれるうえに、可愛い笑顔を見せてくれるのです。
そんな彼女といると、大人しい友孝も自然と明るい気持ちになれるのでした。人間とは違っても、優しくてパワフルで、それでいて少し抜けているつみきに翻弄されながらも、着実に近づいていく二人の日常の物語です。
本作の魅力について
「尾守つみきと奇日常。」は、様々な要素が絶妙に融合していることが特徴です。人間と幻人が共に生活するファンタジーな世界観でありながら、繰り広げられるのは青春真っ只中のラブコメディ。
そのうえ、異文化コミュニケーションやハートフルな触れ合いといった要素も含まれています。読み進めるごとに見方が変化していき、新しい世界が広がっていくのが本作の面白いところといえるでしょう。
人間と幻人に限らず、人間同士であってもなかなかわかり合えず思い悩むことはありますよね。そんな時に本作を読むと、優しい気持ちが胸の中で広がっていくようで、視野が拡大されていくのを感じられるでしょう。
優しい気持ちになれるお話
「尾守つみきと奇日常。」は、大人しく心優しい少年と、パワフルでチャーミングな少女のピュアな恋愛模様を描いたお話です。彼らはそれぞれ人間と人狼ですが、それを感じさせないほどにぴったり噛み合っていて、心温まるヒューマンドラマが繰り広げられています。恋愛の域を超えた奥深さがあり、優しさと勇気が湧いてくる読者はきっと多いでしょう。
小学館「尾守つみきと奇日常。」公式ページ:https://www.sunday-webry.com/episode/14079602755299850599
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