高木美帆はスケートで5冠を達成するなど、驚異的な強さを見せています。まさにスピードスケートの女王です。こんなに万能で、しかも強いスーパーアスリートは他にいるでしょうか。とてもキュートな選手としても人気がある高木美帆について紹介しましょう。
全日本選手権で5冠達成
高木美帆選手が、2018年の平昌オリンピックで金(団体パシュート)・銀(1500m)・銅(1000m)の3つのメダルを獲得したのは、記憶に新しいでしょう。
500m金メダルの小平奈緒選手との2枚看板は、日本女子スピードスケート界の宝です。2020-2021の今シーズンは、海外派遣が見送りになっている中、モチベーションを保ち、調整するのは難しかったことでしょう。
しかし、全国のスピードスケートファンを釘づけにしています。2020年12月28日~30日に開催された全日本スピードスケート選手権大会(帯広市)で、なんと5冠を達成したのです。
500m・1000m・1500m・3000m・5000mの全種目にエントリーして、全てで優勝する史上初の快挙を成し遂げました。3日間で5種目に出場することは、体力の限界との戦いでもあります。
5種目に出場すること自体が、普通ではあり得ないチャレンジです。短距離・中距離・長距離の全てで、日本一の力を持っている高木美帆は、他の競技では考えられないような、異次元の能力のスーパーアスリートです。まさにオールラウンダーといえるでしょう。
3種目で国内最高記録更新
2021年2月11日~13日に開催された全日本選抜スピードスケート競技会(長野市)では、1000m・1500m・3000mに出場し、3種目とも日本国内最高記録を打ち立てて優勝しました。
現在1500mは世界記録、1000mと3000mは日本記録を持っています。現在の絶好調の状態で、海外の高地にある高速リンクでレースをすると、どんな記録が出るのか興味が湧きますが、今シーズンは残念ですね。2022年の北京オリンピックでの活躍を期待しましょう。
高木美保のプロフィール
高木美帆は、1994年5月22日、北海道幕別町(帯広市の東隣り)出身です。5歳からスケートを始めますが、水泳や陸上・サッカー・ヒップホップダンスなどでも才能を見せるスポーツ万能少女でした。
中学時代にはサッカー選手としても活躍し、U-15の合宿に全国から選抜されるほどの才能を持っていました。スピードスケートでは、15歳の最年少で2010年のバンクーバーオリンピックに出場します。
その後2014年のソチオリンピックの落選で挫折を経験し、世界的なスピードスケート選手へと大きな成長を遂げました。
日本スケート連盟公式サイト:
https://www.skatingjapan.or.jp/speed/player/detail.php?id=Iwy7yvYPKfY%3D
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